こんにちは!吉祥寺店の荒川です!
国民的旅番組『水曜どうでしょう』の最終回の地として知る人も多いベトナムのホーチミン・シティ。一度は行ってみたいな~と思いつつもなかなか周りと意見が合わずに伸び伸びになっていたのでこの夏は意を決して一人旅してきました!
まず航空会社はベトナムエアライン!国際便にしては比較的小さめのこちらの飛行機。真っ青な色が印象的ですね!
大丈夫かな?と軽い不安もありましたが個人的には今まで乗った飛行機の中で一番良かったです!いつも飛行機に乗ると機内食とドリンクのタイミングがずれていて食べ終わった頃にドリンクが来る…というストレスがあったのですが、ほぼ同時と思えるタイミングで出てきました。
肝心の機内食のお味は…美味しい!エビと春雨?のサラダ、チャーハンとチキンのセットですがどちらもグッド!今までの機内食で一番満足かも!!
おいおよそ6時間のフライトを経てホーチミンのタンソンニャット国際空港に到着。(日本からの国際援助を受けて建築された空港で、日本ありがとうみたいなプレートがどこかにあるらしいです。)
ちなみに日本との時差が2時間(遅い)で時差ボケ等の心配は無いです。
そして今回泊まったホテルはこちら
ホーチミンのメインストリート『ドンコイ通り』沿いにある『アジアンホテル』さんです。ビジネスホテルの少し広いぐらいの印象ですが所詮一人旅なのでノープロブレム。部屋も十分綺麗だし何より立地が最高(笑)
泊まった部屋は2階で真ん中右側がその部屋ですね。事前調べだとセーフティボックスが無いと言われていましたがある部屋を選んでくれたらしくラッキー!お風呂のお湯も問題なく熱いのが出て快適。ただ2階なので通りの騒音が気になる人は気になるかも…
ちなみにこの「ドンコイ通り」ですがわかりやすく日本の地名に例えると『六本木』です。滞在したホテルは東西南北が高級ブランドショップに囲まれたすごい立地。お部屋のベランダからはベルサーチが見えます。ここなら殖産のオシャレボーイ森◯主任も大満足!
話を戻して観光客としてはお隣のショッピングモールの5階に飲み物や食料品が買えるスーパーがあります。部屋飲み用のビールやばらまき用のお土産物が安価に手に入りありがたいことこの上なし。
到着した日は夜中だったのでその日はそのまま就寝してまずはホテルのビュッフェで朝食!ネットだと色々と書いてありましたが昼食時は地元の人で満席になる人気のお食事処でした。
荒川は朝食少なめですがベトナムと言えばまずはフォー!初日は牛肉のフォーでしたが日替わりでチキンのフォーも出てきました。スープの寸胴には出汁を取る為の牛骨?などがゴロゴロと入っていてなんだか本格的。一口食べると…これは美味い!日本だとちょっと緑臭いというかそんな印象があったのですが、あっさりサラッと朝食でも問題なし!これが本場か!?と満足なスタート
3日間の自由行動の初日は1日ツアー、午前中は「メコン川クルーズ」
20人乗りぐらいの大きめの船に乗ってまずは川の中心にある小島へ移動します。水が茶色いですがガイドさんによるとメコン川には肥沃な大地の栄養が沢山入っているから濁っているんだそうです(ホントか!?)
島に到着するとまずははちみつ工場へ。アオザイのお姉さんが蜂の巣をひっぱり上げて見せてくれました。間近で見るとちょっと気持ち悪い…
次は南国らしく色々なフルーツを振る舞ってくれます。左上から順に「柿の仲間」「ドラゴンフルーツ」「パイナップル」「龍眼」「ランブータン」です。ランブータンを見ると大泉洋の「僕のお尻もランブータンみたいになってますよ~」のコメントが脳裏をよぎります。現地の人たちは真ん中にある塩と唐辛子を炒った物を付けて食べるそうです。スイカに塩をかけないのが信じられないと言っていた森◯主任もこれならきっと納得!
次は小舟に乗り込んで川下り。小舟の前と後ろに現地の船頭さんが居て船を漕いでくれます。これがツアーのメインなんですがとんでもない数の観光客が…風情もへったくれもないな~と思いつつ10分ほどで終了。
昼食は素敵なレストランに移動して名物のエレファントフィッシュを頂きます。象の耳のように大きな魚なのでエレファントフィッシュだそうです。そのまま食べるわけではなく生春巻きの革に包んで頂きます。味は川魚らしくかなりタンパクな印象。
昼食が終わるとホーチミン市内に戻って観光スポットをバスで一回り。途中で観光名所のベンタイン市場にも寄りましたがガイドさん曰く「スリとボッタクりが多いから気を付けて。食料品関係は賞味期限切れが多いから買わないほうがいい」と…。中に入ると東南アジアっぽい独特の匂いとゴチャッとした場所なので、東南アジア来たぜ!!と雰囲気を味わいたい人には良いと思います。物を買う場合は当然交渉するんですが日本人はかなりぼられるとの情報。現地の相場だとTシャツ一枚250円~500円(50,000VND~100,000VND)ぐらいとの事なのでご参考までに。
その後ホテルで1時間ほど小休止を挟んで夕食へ
こちらもまた素敵なレストラン。ツアー詳細には地元でも人気の屋台村!(エアコンが無いのでご注意下さい)と書いてあったのでどんなところかと期待もしてたんですが、行ってみるとかなりしっかりしたレストランでした。ここではベトナム風お好み焼き「バインセオ」を中心としてベトナム料理をお腹いっぱい頂いて初日は終了。
2日目はベトナム戦争の爪あとが残るクチトンネル
アメリカ軍と戦ったベトコンが使った全長240kmに及ぶ地下トンネルの一部が開放されていて当時の様子を伺い知ることができます。実際にトンネルに入る事も出来ますがかなり狭いので、身長180cm以上の人と足腰が悪い人は入らないことをオススメします。
現地ではジャングルの中に20m単位ぐらいで出口が有り、ここから出たり入ったりされたらそらたまらんわ~とアメリカ軍に負けなかった理由を思い知らされます。
トンネルを歩いたりする他に当時の生活を感じられる施設見学や、ベトコンが主に食べていた『タピオカ芋』も食べられます。物資の乏しいベトコンはアメリカ軍が落とした不発弾を拾ってきて地雷を作ったりしていたそうです。
ちなみにこちらクチトンネルでは射撃場もありますのでジャングルの奥から銃声がバンバン聞こえて、まるで戦争当時のような臨場感を味わえます。
お昼にはホーチミン市内に戻ってガイドさんオススメのレストラン
春雨と野菜を炒めた物と名物エビのココナッツソース煮でビール✕2を頂きます。物価が安いと言われるベトナムですが観光客向けのレストランはそれなりの金額です。この昼食で2,000円ぐらい。日本で同じものを食べれば1.5倍~2倍ぐらいはするはずなので安いは安いですが…。味も美味しいのでこれはこれで有りです。
昼食後はお土産物を色々と漁って気がつけば夜に、ホテル周辺をぶらぶらすると現在建築中の地下鉄の工事現場が有りました。ベトナムの交通事情はバイクが殆どで朝夕の通勤ラッシュはとんでもないことになります。改善のために道路整備やらなんやらとやっている中、でこの地下鉄建設が目玉で2020年に開業予定との事。日本人は知らない人が多いですがベトナムは日本最大のODA国で、この地下鉄建設にも清水建設などの日本企業が大きく携わってます。
そしてもう一つ偶然見つけたのがこちらの「ホーチミンおじさん像」
ミスター水曜どうでしょう鈴井貴之の「ほ~ちみが、ほ~ちみんか~」という伝説のダジャレが脳裏をよぎります。
ここまでの食事が観光客向けのレストランばかりだったので夕食は地元でもほんとに人気のチェーン店。その名も『フォー24』へ
店頭写真の右側に29,000VNDという看板がありますが、なんと日本円に直すと約150円!安い!!!写真のフォー本体の他に小皿で「もやし・パクチー・ミント・唐辛子」などが出されて、お好みで味を変えます。これはほんとに美味しい!ホテルの朝食も十分美味しかったですがコストパフォーマンスを考えたらとんでもなくオススメです!日本に出来たら必ず通うだろうな~…などと思いつつ2日目は終了。
自由行動三日目は自分で歩いて市内観光
ベトナムは東南アジアで雑多な印象を持たれている人も多いかもしれませんが、ホーチミンに関しては全くの誤解です!もともとフランスの植民地だったので市内はしっかり整備されていてめちゃめちゃキレイです。
日中は紫外線が強く南国らしい暑さに襲われますので歩道には日陰を作るために街路樹がたくさん植えられていて緑が多いです。あとベトナムはバイク大国なので歩道にバイクが入ってこないように(場所によっては)バイク止めのような物も有ります。観光スポットとしても当時の面影が残る西洋風の建物が無数にあり、散歩コースとしてもこの上なし!
というわけでまずはホテルから徒歩2分の「サイゴン大教会」
絶好の記念撮影スポットなので早朝から観光客もちらほら…。そのお隣ではウェディングドレス姿のカップルが2組。どちらも結婚式用なのかプロのカメラマンに撮影してもらっていました。
続いてお向かいの「サイゴン中央郵便局」
こちらも観光スポットとして外せない建築物です。パリのオルセー美術館をモデルにした建物でアジアとは思えない建物。中は現在も郵便局として機能していますのでここから絵葉書を出してみたりと日中は観光客で溢れかえってます。
10分ぐらい歩いて「統一会堂」へ
歴史の節々で外交の場として使われていた場所で、ベトナム戦争集結のスピーチもこちらで行われたそうです。壇上には恒例のホーチミンおじさんが。外には戦車や戦闘機も展示されています。
最後は南北統一の最終作戦となった「ホーチミン作戦記念館」
こちらには戦時中に撃墜したアメリカ戦闘機の残骸が展示されていたり、中には作戦の概要を示したジオラマや当時使われた武器などが展示されています。ちなみにホーチミンには『戦争博物館』というのがあって観光客にはこちらがメインになります…が、展示内容がかなり激しくご飯が食べられなくなるとの前評判だったので自分はやめときました
と、ここまでで朝の8時ぐらいから寄り道しながら歩き出して3時間弱ぐらいでしょうか。太陽が昇ってくるに連れて気温もぐんぐん上昇。体力的に厳しくなってきますので、そんな時はこちら
ベトナムコーヒーで一息!ご存知でしょうか?ベトナムはブラジルに次ぐコーヒ豆産出国第二位なんです。当然地元の人々もコーヒーを良く飲み、それにともなってこんなオシャレなカフェが日本でコンビニを探すより簡単に見つけられます。ドンコイ通り周辺はこんなオシャレなカフェで当たり前のようにティータイム。これなら殖産セレブとして名高い河◯さんも大満足!
カップの上にフィルターを置いて目の前でドリップ。自分は普通のアイスコーヒーですがよく言うベトナムコーヒーはかなり濃い渋目のコーヒーに練乳を入れたものだそうです。
一息ついたらもう一歩きして昼食はザ・ローカルフードの『バインミー』
簡単に言うとフランスパンのサンドイッチでその辺の路上で沢山売ってます。中身はパクチーなどの香草たっぷりだったり、北京ダック・焼豚など何でもあり。自分は肉が食べたかったので焼豚のにしました。こちらは25,000VND、日本円にして130円ぐらい。安い!!
実食してみると…美味い!!フランスパンなんですが日本のものより皮が柔らかく程よい口当たり。焼豚の味がパンに染みこんで非常にジューシー!なんで日本で売ってないんだよ!?SUBWAYで出したら絶対売れるよ!!と思いながらさくさく平らげました。
その後は余りそうなVNDを消費するために会社のみんなにお土産を買ったり市内をぶらぶら。最後の夕食は豪華なレストラン!と思ったんですがスコールで雨宿りしている時に見つけたディスプレイにやっつけられてつけ麺ならぬつけフォーを頂きました。
これもまた美味しい!石焼鍋の中には牛肉がたっぷり!もやしや香草をお好みでたっぷり入れてさくっと完食!普段スープなんかはほぼ残すんですがこちらはしっかり平らげました!ちなみにいいレストランで食べたので約140,000VNDで700円ぐらい。フォー24の後だと超高級です(笑)
いかんせん男の一人旅なので食べ物に偏りがちでしたが、ホーチミンは御飯も美味しい、物価が安い、町は清潔ということで女性グループやご家族の観光客も沢山いらっしゃいました。治安を気にされる方もいらっしゃいますが、ベトナム人はは早寝早起き(朝は6時から、夜は遅くて21時まで)らしく夜遅くまで飲み歩くこともないという健全な町ですのでノー・プロブレム!
水曜どうでしょうラストランから13年が経過して思った以上にホーチミンの町は発展していましたが、ご飯も美味しく1人でも十分に楽しめました!ちなみにバイクの混雑は健在で、ツアー途中には4人乗りなどの水曜どうでしょうファンにはたまらないシーンもまだまだ見られますよ!
ちょっとハマりそうなくらい楽しい4泊5日を過ごさせてもらいました!次はハノイで世界遺産見学だ!!