こんにちは、事務の甲斐田です、
 
弊社は毎週水曜日が定休日なのですが、今週の水曜日、11月19日の休日のお話です、
 
この日は、恵比寿LIQUIDROOMに大好きなNapalm DeathさんとBRUTAL TRUTHさんとS×O×Bさんのライヴを観に行くことに、
 
イギリスのハードコアパンク～グラインドコア～デスメタルバンドのNapalm Deathを観るのは昨年以来で、
 
アメリカのBRUTAL TRUTHはヴォーカルのケヴィンさんがやっている別プロジェクトのPRIMATEを今年の頭に来日公演で観たけれど、ケヴィンさんの横にベーシストのダン・リルカさんがいるBRUTAL TRUTHとしてのライブを観るのはコレが初めてで、
 
今回のイベントでNapalm DeathとBRUTAL TRUTHのゲストに招かれた大阪のSxOxBに至っては、多分、生で観たのは7、8年前まで遡り、
 
随分、お久しぶりなバンドから生は初めましてなバンドまで、
 
超攻撃的なサウンドではあるけれど、大好きなバンドが勢揃いし、
 
しかも、BRUTAL TRUTHはダン・リルカさんが年内一杯で音楽活動からの引退を宣言しているから、解散ツアーの真っ最中で、日本でBRUTAL TRUTHさんを観ることが出来るのは今回のツアーが最期なわけで、
 
つまりは、
 
これは観る側としても相当に気合が入るわけで、
 
随分前からぴあさんの店頭でチケットを購入し、事ある毎に、そのチケットを眺めてはニヤニヤし、
 
当日も、せっかくNapalm DeathさんとBRUTAL TRUTHさんが海外からやってきてくれるのだからシッカリ体調を整えておこうと、数日前から節制し、
 
お休みの日の自分にとっての一番の楽しみである武蔵境の油そば屋『珍珍亭』さんにチャーシュー油そば（並）とビール（小）を食べに行くのも我慢し、
 
かといって、家飲みもせず、
 
朝から部屋の掃除を行い、洗濯をし、軽くお昼寝をして、お風呂に入り、気持ちの面でも整えて、
 
出掛ける直前には、
 
さて、お小遣いは幾ら持って行こうかと思案し、Napalm DeathさんのTシャツも欲しいし、SxOxBさんのTシャツも欲しい、
 
恐らくは、
 
BRUTAL TRUTHさんのTシャツもライブを観た後には欲しくなってしまうのだろうな、と思いつつ、終演後にはビールも飲みたい、
 
飲むならどこで飲もうか、会場近くの恵比寿で新規開拓をすべきか、それとも、家に帰る途中で会社の最寄り駅である吉祥寺で途中下車をして、安心の高クオリティー、お財布にも優しい『いせや』さんに寄ろうか、それとも、無駄遣いはいけないからと、家に帰ってきてから先ほど観たカッコ良いバンド達に乾杯をしようか煩悶し、しかし、その悩んでいる時間もただただ楽しく、
 
そんなことを考えながら、
 
Napalm Deathさんとも何かと繋がりのある英国のExtreme Noise TerrorさんのロンTに袖を通し、
 
アメリカのBAD BRAINSさんのパーカーを着て、
 
英米、ハードコアパンクバンドの邂逅というファッションで準備万端の”正装”をし、開場時間のキッチリ1時間前に家を出て、恵比寿へ、
 
これまた開演時間のキッチリ1時間前に会場である恵比寿LIQUIDROOMに到着をするも、
 
何だか、様子がおかしい、
 
この手のライブにはつきものの、髪の毛をツンツンに立てたパンクスが会場の付近にいないし、
 
革ジャンやパッチジャン（メタルバンドの布パッチを大量に縫い付けたGジャン）に身を包んだロン毛のメタラーもいないし、
 
つまりは人がいない、
 
これだけ豪華なバンドを揃えて、客が入らないのか……
 
この国の音楽シーンの行く末に、大いなる不安を感じ、
 
果たして、会場内がガラガラだったら、わざわざ海を越えてやってきたNapalm DeathさんやBRUTAL TRUTHさんに申し訳ないし、何より可哀想だな、と心配になりつつ、
 
会場の入り口をよくよく見てみれば……、
 

 
んん～、
 

 
んんん～、
 
 
 
 
 
お財布の中に大切に入れた、手元のチケットの日付を見てみれば、
 
 
 
 
 

 

 
Napalm Deathが来るのは、一週間後の26日（水）でした……、
 
 
 
ガックリと肩を落として、出発前にアレだけ高かったテンションも一気に萎え、食べログで好評価だった為に目を付けていた恵比寿のモツ焼き屋による気力もなく、かといって食事を作る元気もなく、『てん屋』さんで天丼をテイクアウトし、家に帰ってキンミヤ焼酎で割ったホッピーを飲みつつ天丼を食べたら、
 
圧倒的な脱力感の為かイキナリ強烈に酔いが回り、Napalm Deathのアルバムを聴きつつ、9時前には就寝、
 
そんな休日、
 
ダメダメな一日でも、Napalm Deathさんのエクストリームメタルはやっぱりカッコ良く、
 
ヴォーカルのバーニーさんの咆哮と、ギターのミッチさんの轟音と、ベースのシェーンさんの破壊的な低音に痺れて癒やされた、
 
そんな休日。
 
 
 
＜Napalm Death / When All Is Said And Done＞