事務の甲斐田です。
最近、知った事実。
ご飯の上にホワイトソース乗せて、チーズ乗っけて、焼いた料理、ドリア。
某大手イタリアンファミレスチェーンでも、”ミラノ風”という冠を付けて看板メニューになっているドリア。
そのイメージもあり、完全にイタリア料理だと思い込んでいたのだが、実は、日本発祥の洋食だったことが判明。
横浜のホテルでコックとして務めていた”サリー・ワイル”さんなる人物が、日本で開発したメニューなんだそうだ。
サリーさんには申し訳ないが、『美味しんぼ』で、山岡さんに「あんなものは中華じゃない」と毒を吐かれていた冷やし中華ばりに、外来のメニューと見せかけて、純国産なインチキ料理、ドリア。実は、イタリアにはないらしい、ドリア。
そんなドリアに”ミラノ風”なんて付けちゃう某大手イタリアンファミレスチェーン。
それは、置き換えてみれば”関東風カリフォルニアロール”であるとか”関西風タイスキ”みたいな、かなり珍妙な事態なのではないだろうか。
ドリアについて調べていたら、急に食べたくなってきたのでコンビニへ。家の近所のセブンイレブンで買ったドリアが、白飯の上にホワイトソースが乗っていてビックリ。こんなの自分が知っているドリアじゃない。
クックパッドで調べてみれば、流石はインチキ洋食。白飯を使う人、ご飯にカレー粉を混ぜる人、サフランライスを使う人。物の見事にレシピがバラッバラ。出自がそもそも正統な洋食ではないので、正解はありませんが、個人的には白飯はなしだと思います。
母親のトモコが作ってくれたドリア。玉ねぎやベーコンをご飯と炒めたものに、ホワイトソースとチーズが乗っていた。早い話が、チャーハンにホワイトソースがかけてあった。
サリーさんが作った日本生まれの似非洋食に、更に、中華の要素を加えていたトモコ。もう、どこの料理なのか判別不能。
そんなインチキ洋食でも、自分にとってはお袋の味。
というわけで、自分で作ることにした。
家で料理を作って、それでお酒を飲むのが何より大好きな人。お刺身も唐揚げも野菜炒めも、酒の肴になるので、ご飯なんて炊かない。当然、米の備蓄もなし。
しょうがないので、仕事の帰りにHottoMottoで唐揚げ弁当買って、ご飯的なパーツと唐揚げ的なパーツを分けて、ご飯を玉ねぎとハムと海老と炒めたものの上に、バターと小麦粉と牛乳でホワイトソースを。
耐熱皿に入れて、とろけるチーズを上に乗せる。オーブンなんて洒落たもの、家にないので、コンロの焼き魚用グリルに入れて直火焼き。無理やりチーズを溶かして焼き目を。唐揚げは単品でお酒の肴に。
弁当を改造して作った、インチキ洋食の更なるまがい物。実家にいた時に食べていたドリアに割りと近いものができあがった。
インチキでもまがい物でも、やっぱり料理は楽しいなと思える。
生ハムトマトと辛子明太子と一緒に食べる。明らかに野菜足りなさ過ぎの塩分摂り過ぎ。
お酒を飲んで、ドリアを食べて、週プロ読めば、Noahの森嶋が糖尿病を原因に引退。自分も糖尿病には気を付けようかな、と。
2015.05.30 | 殖産スタッフ